2018年以降のビール系新ジャンル動向
(データ期間:2018年3月~2019年3月)
まず、「サントリー」「キリン」「アサヒビール」「サッポロビール」の新ジャンル購入金額の構成比をみます。
18年上期「キリン本麒麟」の歴史的大ヒットで新ジャンルの動きが活発に!
新ジャンル購入金額構成比をみると、18年6月までは「サントリー」と「キリン」、7月以降は「キリンビール」と「アサヒビール」がトップシェアを争っていることがわかります。
19年に入ると「キリン本麒麟」が1月のリニューアル効果で「キリンビール」の構成比が前月比で約+10ポイントの大幅な伸びをみせています。その要因をブランド別に細分化し、各社の傾向に迫ります。
「金麦」がリニューアル効果をみせた!19年2月から主要ブランドシェア争いに変化
19年1月までは「サントリー金麦」・「アサヒクリアアサヒ」・「キリンのどごし」・「キリン本麒麟」4ブランドで80%~90%の金額構成をキープする中、サントリーの「金麦ゴールド・ラガー」新発売と、「金麦」リニューアル効果で、2月にはメーカーでの純増を確保し3月も維持しています。
ブランドスイッチの発生状況
<2018年以降のビール系新ジャンル動向のまとめ>
「新ジャンル市場」は、2018年3月に発売された「本麒麟」を皮切りに活性化。各社新商品を投入するも、19年1月サントリーが「金麦」のリニューアルと新ライン「ゴールド・ラガー」投入により、「金麦ブランド」全体の支持を獲得。発売2ヵ月経ってもその勢いは衰えていない。夏のビール需要期を控え今後の動向に注目。