マルチプルID-POS「Point of Buy®」データレポート活用例を公開中!「2018年以降のドラッグストア購買行動」

マルチプルID-POS「Point of Buy®」データレポート活用例を公開中!「2018年以降のドラッグストア購買行動」

レシート購入金額上位10社が7割を占める市場シェア

レシート購入金額から売上シェアを比較すると、19年上期は「1位ウエルシアG(東京都)」、「2位ツルハG(北海道)」、「3位マツモトキヨシG(千葉県)」、「4位サンドラッグ(東京都)」、「5位スギG(愛知県)」と続き、「6位コスモス薬品(福岡県)」が微増で、「6位クリエイトSD(神奈川県)」と並びます。※()は本社所在地を記載。

18年下期と19年上期ともに大きな変化はみられず、チェーン別レシートシェアは1位から10位までの10社で7割を占めています。

カテゴリ構成に各社特長あり。購入者の声から強みが浮彫りに。

図表2)POB会員のレシートからみるチェーン別カテゴリ構成

チェーン別カテゴリ構成では、「クリエイトSD」、「コスモス薬品」「カワチ薬品」「クスリのアオキ」は「食品」が大きな比重を占め、「日用雑貨」や「医薬」等を購入する際の“ついで買い”ではなく、スーパーのように利用する“目的買い”が増加しています。

一方で、「マツモトキヨシG」は、「食品」カテゴリ比率は1割に満たず他チェーンと差別化を図る。「ココカラファイン」は、「マツモトキヨシG」を押さえて、10社の中で「美容・健康」の割合がもっとも高くなり、購入者の声からは各社の強みが表れていました。

各社の曜日別キャンペーンが奏功、購入を後押し

図表3)POB会員のレシートからみるチェーン別曜日別シェア

曜日別シェアをみると、各社平均して土日に購入金額のピークがあり、中でも「スギG」は、土日の“ポイント5倍デー・10倍デー”実施で4割のシェアを獲得しています。また、「ウエルシアG」は、月曜が“ポイント2倍デー”によりもっともシェアが高まり、食品カテゴリの比重が高い「クリエイトSD」「コスモス薬品」は、平日でも10%程度の購入金額割合を維持しています。購入者の声からは、チラシの集客や陳列による商品アピールが購買を後押ししていたことがわかりました。他にも、「クスリのアオキ」は、日曜と水曜に“ポイント3倍または5倍実施”で、この2日間で週間6割以上の購入金額割合を確保していることがわかります。

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